残業削減成功のカギは経営者の本気度です
社労士がお伝えする残業削減実現までのステップ

「なぜ残業削減が必要なのか?」目的を共有しよう

残業削減の相談に来る経営者の方に、なぜ残業削減をしたいのですか?と質問すると、たいてい次のような答えが返ってきます。


「経費削減のため」
「長時間労働は心身の健康に良くない」
「残業がない方がスタッフも幸せなはず」
 

果たして、従業員は経営者と同じ考えでしょうか?
「残業代が減ることによって生活が苦しくなる!残業が減るのは困る!」
と思う従業員も少なくないはずです。
会社を挙げて残業削減に取り組んでいこうと、経営者が思い立ったとしても、お互いの胸中を分かち合えないまま進めてしまうと、どこかで取り組み方にギャップが生じ、最終的に残業削減は実現せず取り組みが頓挫しかねません。
 

従業員一人一人は、組織における立場も違えば、価値観やライフスタイルも違います。
仕事上の会話だけでは見えてこないことです。
 

「何のために残業削減しようとするのか」
という「目的」を一人一人持ってもらい、それを互いに共有することは、
飛ばすことのできない、残業削減の取り組みのファーストステップなのです。

残業削減の先に一人一人の自己実現があることを知ってもらう

残業削減の目的を一人一人に考えてもらうと、「家族との時間を大事にしたい」「趣味の活動広げたい」「自己研鑽を積みたい」など、それぞれの手に入れたいものが互いに共有されます。

残業削減が一人一人の自己実現と結びついているということが共通認識になって初めて、経営者が残業削減に本気で取り組むというメッセージが従業員に響きます。
一人一人が自分事と捉え、主体的に考えて残業削減に繋がる行動を起こすようになります。


課題を認識し、仕事を進める上で非効率なことや不便なことを問題点として挙げ、より効率的に行えるアイディアを出し合う。
従業員同士が育て合い、お互いの仕事をフォローしながら成長していく。


目的の共有から始めて、そのような環境を作っていくことは、ツール頼りで進めるよりも、即効かつ持続的に残業削減に繋がるはずです。

社会保険労務士法人Synergyは、残業削減・生産性向上コンサルティングを行っています。

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